理事長就任のご挨拶

社会福祉法人創和

理事長 黒古次男

 

 

 

 

 川村前理事長の任期満了による退任の後を継いで理事長に就任しました。松井さんや川村さんのあとを継いでの理事長ということで、とても二人に追いつけるような器ではないと自覚していますが、理事長職を仰せつかった以上は、微力ではありますが、障がいがあってもなくても分け隔てられることなく地域で共に暮らす入間市を目指し、その中での創和の役割を発揮できるよう職員の皆さんと共に努力していきたいと思っています。

 

 私が創和に具体的に関わったのは、入間市障害者就労支援センターりぼんの立ち上げに伴い、創和がその運営をやるようになったからです。就労支援センターりぼんでは5年間務めさせていただき、退職後は理事として創和にかかわってきていました。
松井さんとは、それ以前に、松井さんが入間でボランティア団体を立ち上げる際から存じ上げていました。精神障がいのある人たちに対する献身的な取り組みにはいつも敬服していたものです。

 

 私自身は、養護学校(今でいう特別支援学校)の進路担当の立場から、学校卒業後、障がいのある人たちが地域で共に生きるとはどうあったらいいのか、共に働くとはどういうことなのか、などをテーマに取り組んできました。

 

そのきっかけとなったのは、1981年国際障害者年の行動宣言です。それ以来、日本の福祉政策は大きく「地域福祉」「共に生きる」という方向にシフトを変えました。しかしながら、その中でずっと取り残されてきたのが精神障がいの分野だったろうと思います。今やっと精神障がいゆえの生活のしにくさが認められ、福祉サービスの提供が始まりましたが、まだまだ十分といえません。市の調査によれば、H29年末の推計で2.000人以上の方が精神保健福祉手帳を取得していますが、どれだけの方が地域の中で福祉サービスを利用するなどして、当たり前な生活を営んでいるのでしょうか。
松井さんのベゴニア会以来、創和は一貫して入間市に住んでいる精神障がいの方たちの豊かな地域生活を願って活動してきました。今後もこの取り組みはゆるぎないものとして継続させていきたいと考えています。

 

そして、創和は「和を作り出す共同体」です。創和を利用されている方々、地域社会の人たちや関係機関、そして職員が一体となって、障害のある人たちの豊かな生活、共に暮らす入間を創り出していく、そのための一助として努力していきたいと思います。
これからも、どうぞ創和をよろしくお願いいたします。

2017年7月